背比べしてみたくなる花 エレムルス

□札幌市手稲区|ガーデン工房いろえんぴつ 植物担当なおこです。


弊社スタッフが毎年楽しみにしているお花があります。

それは雪が融け始める早春に芽を出し、桜が咲くころに葉を広げ、

宿根草が旺盛に繁りだす時期に天に向かって真っすぐに花茎を伸ばし、

この北の大地(札幌)に夏が訪れる前に開花を迎える

存在感抜群の植物「エレムルス」です。


草丈が100~150㎝にもなり、遠くからでも目立ちます。

花穂だけでも40㎝くらいあり、別名の「フォックステイルリリー」もここから名づけられたのかと納得です。

乾燥にも強く、植えっぱなしにしていても球根が分球しているらしく勝手に増えます。

本州では夏に蒸れて枯れることがあるため、花が終わって地上部が枯れたら、

球根を掘り起してバーミキュライトに入れ、秋の植え付けまで保存するのが一般的なようです。

(花は咲き始めたら切り花にすると、すこし長持ちします。大きめの花瓶が必要になりますが……)

放置しすぎてだいぶ混み合ってきているので、そろそろ株間を空けないとまずいですね。

秋になったら頑張ります!


今年のエレムルスの様子↓

エレムルス201804

左がオレンジで右がピンクです。なぜかオレンジの方が成育がいいですね。

日当たりのせいでしょうか?

ちなみにオレンジの方がうちでは古株です。


一昨年の花が咲いたときのエレムルス↓

エレムルス201606

オレンジが2本、ピンクが1本咲いてます。

芽はたくさん出ていても花が付くのはこのうちの数株です。

一人前になるには時間がかかるってことですね!

今年は何株花を付けるのかとても楽しみです。