■札幌市南区にてアイ工務店様でご新築された１００坪を越える敷地の外構デザイン施工をさせて頂きました。
とてもご家族想いの御主人と「ご家族に喜んでいただける庭」という一貫したコンセプトでプランニング・打ち合わせを重ねさせて頂きました。
「優しい色彩」と「曲線」を随所に重ねていくことでお庭全体に統一感のある華やかさを目指しました。
特にこだわったのは、ご住居玄関前のアーチ状にくり抜かれた庇の形に合わせデザインさせて頂いた、門柱の天端と塀のラインです。
門柱に表札を取りつけ外構の顔となるよう、門塀天端がアーチ状でありながら奥行方向にもカーブ形状にデザインしています。
さらには逆軌道にカーブ状のレンガ花壇を組み合わせることで、「曲線が重なっていく」という点をデザインポイントにしました。
こちらのレンガで作った花壇には弊社でアオダモを植えさせていただきました。
お花好きな奥様が選ばれた素敵な植栽も加わり、淡い色の門塀へ植栽のそよぐ影も映り込む、とても華やかな景色となりました。
フェンスには、アーバンフェンスというアルミ柱に人工木の板を貼っていくという製品を使用しています。
幅・高さはもちろん、板の数・板の隙間まで自由度高く選べる製品です。
色の種類も豊富でY様邸では「メープルホワイト色」という控えめで可愛らしい色を選びました。
来年はクレマチスというツル系植物の大きく綺麗な花がこちらのフェンスを彩る計画もあるようです。
塀は基礎を地中しっかりと作った上、普通ブロックを積み上げ、さらに塗り壁としています。
四国化成さんの「パレット」というきめの細かい塗料を使用し、ところどころではアールフィックスという鋳物製品（ディーズガーデンさん）やロイヤルフェンス（タカショーさん）も使い抜け感も出しています。
YKK APのジーポートPro二台用となります。
柱も梁も屋根側面（鼻隠し）も同色というのが一般的な製品ですが、オプションにて屋根折板囲い面を柔らかい木調色「ナチュラルオーク」をご提案させていただきました。
お庭の色味に合わせながらもアクセントとなる素敵なカースペースとなりました。
地面では、防草シートの上に化粧砂利や人工芝を多く使ってもいますが、
インターロッキングというコンクリート製品もアプローチや物置への動線とお庭で使用しています。
円形に合う「ティーナ」という共和企興さんの乱形型の製品と「ロシェナチュラル」「パエリア」というエスビックさんの製品を組み合わせ、明るくも優しい色合いのものを選びまとめました。
とにかく広い敷地でしたので、統一感はありながらも単調になり過ぎないお庭を考えました。
裏庭へは、様々な形のインターロッキングを使用したり、飛び石のような置き方をしています。
階段横には、ご新築のご住宅を傷つけないよう、電気の変圧器を専用の小さな柱を使用して取り付けています。
こちらから門柱のライトへとつなげています。
ウッドデッキも人工木製品となります。
人工木デッキはメンテナンスのしやすさから主流になってきていますが、木製に比べ表面を熱く感じやすい場合があります。
こちらのリクシルさんの「デッキDC」は素材・構造の工夫から木製デッキに近い感覚に抑えられています。
お子様の庭遊び時、奥様のお庭手入れの合間にストレス少なく腰掛けて休んで頂きたくご提案しました。
ウッドデッキからつながるサークル状のインターロッキングブロックでおつくりしたフロアには、高さを変えた花壇も併せました。
リビングからお庭の憩いの場まで一直線に楽しんでいただけるデザインです。
こちらは、「アクアルージュ アイス」というOnlyOneClubさんの製品になります。本体色は１５種類の色から選べ、どの色も綺麗です。
北海道で立水栓を選ぶ際は、寒冷地用の「不凍水栓柱」というを選ぶ必要があります。一番上の白い真四角部分をひねることで冬は水抜きができます。
水抜き栓が無い水栓柱の場合は、別に水抜き栓を設置する必要がありますが、こちらは一体型なので水抜き忘れも防げます。
施行中の日程を調整し、門柱の裏にお施主様ご家族の手形をつけることができ、とっても思い出深いお庭になりました。
撮影に伺うと、お施主様ご家族でいろんなお花も植えられていて、より明るく楽し気なお庭になりました。
これからも、お庭でいっぱい遊んで、たくさんのお花を楽しんでいただき、ご家族でたくさんの思い出を作っていただけると幸いです。
■YKK ジーポートPro
■エスビック ロシェ パエリア
■共和企興（KUOGS）ティーナ
■エクスタイル アーバンフェンンス
■ディーズガーデン アールフィックスフェンス
■ＬＩＸＩＬ デッキＤＣ
■タカショー ロイヤルフェンス
■オンリーワンクラブ アクアルージュ アイス
■四国化成 パレット
■アオダモ
planner：林 雅樹
